妖怪と狼に熱の犬缶のサイトです。 主に一次創作イラストを掲示しています。今は神使とか式神に執着してます。 どうぞなにとぞよろしくです。

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自作小説の大まかな話の流れ投稿【たぬき】その3

吉夢を売る魔法使いのヒロミが主人公の小説です。


 脳内のファンタジーな想像上の怪物が一気に凶暴性を帯びた気がした。
「ネズミに噛まれてボケた人がいるってさっき言ったでしょ?襲われた人達はなんだか…気が抜けたような、ボケちゃったみたいになるの。魂が抜けちゃったみたいに。」
 姉は被害者をみたのだろう。気味悪そうに腕をさすった。
「あっちはどんな奇術を使ったのかわからないけれど、私ら呪術師にも検討がつかないんだよ。古来のまじないなのか、それとも魔物の所業なのか。ただ魔法免許は持ってるらしくてね。上のヤツらは腰を上げやしない。」
 魔法使い言わば古風な呼び方ならば呪術師は上層組織に許可されなければ魔法は使えない。どういう仕組みなのかは不明であるけれど、登録されていなければ即座に「無免許の魔法使い」は逮捕される。何を持って名簿に登録されるのか、はたまた認知されるのかヒロミは全くの無知であった。
 祖父も忌々しそうに「お上」へ毒づくし、もしかしたら魔法使いを束ねているのは人智を超えた者たちなのかもしれない。 
「ですが、登録名簿に記載されている術師であり、尚且つあだ名がつけられているのですよね?すぐに見つかっても」
「隠れるのがうまいやつなんだ。街の人にも僕らにも姿が定まらない。雲隠れ才蔵だよ。」
「は、はあ。」
 だから帰りは送っていくよ。寺の跡取り息子は心配そうに言った。
「そ、そんな!悪いですよっ!私、もう大人ですし!一人で帰れますっ!」
 咄嗟に飛び出た言葉を恨めしく思う。


つづく
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Author:inukma
もよりの駅(犬缶)です。よろしくお願いします。
認識する際はもよりの駅・犬缶、どちらの名前でもOKです。
民俗学が好きで、それに影響を受けた小説や漫画を書いています。民俗学は大学で学んだ訳ではなく、独学です。ので分からない分野も多くあるのでものすごく博識というわけではないです…。
主に調べているのは自創作ために式神や護法童子など、またいざなぎ流や民間信仰、憑き物になります。私は妖怪を全部知らないにわかです。
最近は少しだけ古墳や塚について調べています。
創作漫画『そんじょそこらの使わしめ』の本編創作中のため短編小説は休載中です。

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