自作小説の大まかな話の流れ投稿【エセ推理小説】16

小説
05 /02 2018
主人公塔婆ユウが推理できないのにインチキな推理をしようとする小説です。
流血や不愉快な台詞があるかもしれません🙇
短めです〜


「で、なんの用?」
 他の二人が訝しげに問うてくる。
「聞き込み調査よ。言ったでしょ?私は探偵、殺人が起きたからにはローラー作戦が一番。」
「ふーん。おれたちずっとここにいたから、犯人なんかじゃないし。」
「子供が犯人なんて、フツーの刑事さんなら思わないよ。」
「いい?世の中は動いてるの。あんたらだって列記とした殺人犯になりうるってことよ。」
 減らず口には対抗できず、イライラが募っていくばかり。
「まあ、そうね。この館では何か変わった出来事があったりしたかしら?怨恨とか、お家騒動とか、間違えて野見山さんを殺害したって筋もあるし…」
「私たち子供だからわかんなーい。」
「そうよね…じゃあ、あの時何をしてた?」
「勉強してたよ。」
「算数と、国語の宿題。あと、音楽。」
「それを証明するものは?」
 すると彼らはレコードを指差した。
「今度家庭教師の先生にリコーダーでエーデルワイスを演奏しなきゃいけないの。だから、今も流してたんだ。」
「殺人が起きたのに勉強のことねぇ…。」
「だって私達の問題じゃないもん。」
「おばさんみたいに暇じゃないからね。」
 子供とはやけに大口を叩きたくなる生き物で、ユウにも心当たりがある。だから我慢して笑顔を貼り付けている。なんせ自分は探偵なのだ。―そんな不毛な探偵ごっこをヒイラは軽蔑の眼差しで、諭すように言った。
「ねえ。おばさん。アイツにナンカそそのかされたんだろ?止めたほうがいいよ。」
「アイツ?」
「いつもウロウロしてるヤツ。私たちアイツのコト嫌い。おとうさまがワガママ言ったって、断ればいいんだよ。アイツにのせられちゃダメよ。」
 ナズミの言い草は愛を彷彿させるものだった。


つづく〜

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inukma

主に一次創作イラストを掲示しています。今は神使とか式神に執着中。
都市伝説や民俗学が好きで、それに影響を受けた漫画や小説を書いています。

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