2018/01/12

自作小説の大まかな話の流れ投稿【エセ推理小説】9

PCで書いたほうが断然進み具合上がるんですけど、立ち上げるまでにとてつもなくパワー使います。スマホは楽なんですけれど変な文章しか書けない……。゚(゚´ω`゚)゚。
プラス心身共に参ってたので気力と自信が……最低な感じでモー勝代と三善のかけあい?が進まんのなんの。
でも書けたんでスッキリです。
日記みたいですんません!
今回は長めです。


「ぎ、ぎぜんしゃ…っ」
 勝代が怒髪を逆立てて何か呑み込んだ。これ以上喚いてもあっちはのらりくらり。痴態を晒すのは親友のためにならないと悟ったのだろう。
「あまりにも失礼だよ。ミヨシ姉さん。」
 少年が空気を読んで待ったをかける。彼は食堂で当主の近くにいた、顔立ちの整ったあどけない少年であった。
「…そう?これだけは言っておくわ。厄介事を持ち込んできたのはそっちのほう、あなた達がとやかく言える立場ではないのでしてよ?」
 摩耗家、いや、この場にいた者の深層を顕にした言葉を三善はやすやすと口にした。三人は部外者にして、この場所へ災厄の種を抱えてきた。それがユウら、客人なのだから。
すまない、と為成が唸る。
「ドカスカ物でも壊されたらたまらないもの。じゃあ、私はここで失礼するわ。なんだか疲れちゃった。」
 ヒラヒラと手を振って彼女は部屋を後にする。残された者たちの心などしらず。
「為成だって、野見山が死んでるっていうのになんでケロッとしてられるわけ?!犯人は為成なんじゃないの!?」
「騒いだってどうにもならないだろ。今は警察を待つことが優先なんだ。感傷に浸ってる場合じゃない。」
「…。」
 ドライな意見だ。ギッと彼をねめつけ彼女は大げさにため息をついてみせる。摩耗一族の関心も失せ、皆退出しようとしていた。
「皆さん、あまり動かないで…」
 馬場の制止も意味をなさない。
「まあたヒステリックになって…あれは情緒が不安定なのさ。」
 傍観していた青年が苦笑する。
「よかったよ〜外連お兄が止めなかっら今頃ぐっちゃぐちゃになってたよ。」
「え…」
「よくああやって騒ぎ立てるんだ。あんたが悪いわけじゃないよ。」
「そうそ。咲良兄さんの言うとおり。」
 愛も肩をすくめている。
 なにやら説明してくれているらしい。渋めのルックスの青年は「咲良」。横にいるあどけなさを残した少年が「京連」。そして落ち着きなくつったっているのが幼い「ヒイロ」。後は余裕しゃくしゃくで見ている不思議な兄妹。年長さんは咲良と三善…ぐらいだ。
(あれ?)
 愛が平然と横にいる。さっきまでコマを探しにどこかへ行っていたはずなのに。
「いつから…」
 錆びついた金属の擦れる音が近付いてくる。はっと皆がドアの方へ視線を向けると、年季ある車椅子に座る老人と取り乱し退室したはずの友里恵がいた。当代が穏やかにこの惨劇を把握する。
「彼女は野見山さんといったかね。」
「はい。客人の、野見山さんでございます。」友里恵がわずかにしゃくりあげた。
 まるで花見でもしに来たかのような呑気さである。良くいえば冷静沈着な、腰の据わった人なのだろうけれど。
 この館の家主として彼は何か助言を下すのだろうか?
 固唾をのんで客人どもは老人を見据える。
「…ふふふ。わたくしは塔婆伽藍の孫が、どのような推理へ辿り着くのか興味があります。」
 当代はゆっくりと言い聞かせるようにいった。老人は死体を前にしても依然気品ある佇まいであった。その光景といったら滑稽で、むしろ狂気を感じえるものだ。
「それは…あまりにも酷やしませんか…。」
 友里恵が絞り出すな声音で横やりを入れるも老人は
「塔婆伽藍の孫が、どのような推理へ辿り着くのか興味があります。」
 機械の如く同じ文句をいってのけた。
「…あ、あたしが、…推理を…?」
「そうです。あなたがこの殺人事件を解いてみせなさい。わたくしは久しぶりに生き生きとしております。何故なら推理小説の文豪、塔婆伽藍の孫が目前にいるからです。」
 生け花を鑑賞し、極めて美しい芸術作品を見定めるように彼は皺だらけの相貌をやんわりと歪ませた。それが微笑だと気づきたくはなかった。
「これは先の短いわたくしに神がくださった最高の祝福なのです。」
 怒りに身を震わせている勝代でさえ唇を一文字にして、当主の宣言を聞き入れている。もはや拒否権はないのだと、この森から逃亡しなければ役から降板させてくれないのだと。
「…え?」
 雨に打たれ低体温症になり死んでも、それとも獣に生きながら食い荒らされてしまっても―どんな結末を迎えたとても。摩耗邸から尾っぽを巻いて逃げ出すのは今しかないと悟った。
 けれど肝心の足が動かないのである。恐怖と威圧感で神経がポカになっている。
「では。死体はそのままで。友里恵、寝室にいきましょう。」


つづく


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