2017/09/29

自作小説の大まかな話の流れ投稿【UMA小説】

UMAハンターライラちゃんが主人公のお話です。
おおまかな感じなので流れがぶつ切りになっているかもしれません。なんだか内容が物騒ですが💧


勝手に拝借した(キーは刺さったままであった)車に乗り込み乱闘騒ぎを横目に都市を走り抜ける。人々はいきなりやってきた終末に慌てふためいて正気を失っていた。これではまともに避難できない。二人は人気のない方へ退却しいったん砲火から逃れることを優先した。動かない渋滞に見舞われ怒り狂っていたオートバイの運転手を脅し、バイクを奪い取る。法律を無視した走行を警察官が目を光らせたが新たに勃発した乱闘騒ぎへ気を取られ麗羅たちはお咎めなく都市部のわずか先にある閑静な市街地へ抜け出した。
「飛行機が飛んでる。」
「ありゃあ自衛軍のものだ。とっとと建物に逃げ込もうぜ。」
戦闘機とマスコミのヘリが空を右往左往しているように見えた。青空をたくさんの鉄の塊が行き交っている。騒音が騒々しく響き渡り戦争が近いことを告げていた。
「ちっ、市街地に来たのが間違えだったな。弱そうな建物ばかりだ。」
竹虎が腕時計を睨みつけ唸る。
「あそこはどう?」
無意識か、それとも偶然か?
指差した先に見慣れた建物があった。魚子と、そして彼女と訪れたあの場所。ライラは内心舌打ちした。
(あなたって心底意地悪いわね。)
人類は凶暴で、結局、禁忌を犯すことでしか終われなかった。“正当防衛”でまかり通る免罪符を彼女は根に持っているんだろうか?
(わたしは実際、ミシャを殺したの?それともひったくり犯?それとも……)
「おい。ぼさっとしてねーで、さっさと潜り込むぞ!」
小突かれ我に返る。頬をつねり自らにお仕置きした。今はこんなことしてる場合じゃないのだ!
そんな幼い仕草に竹虎は幻覚剤で幼児退行したんじゃないかと茶化してきた。脳味噌は退化していく一方なのに、ヤな記憶だけは抹消してくれない。二人は人気すらなくなった町から逃げ込むように階段を上る。お茶目な人が落としていった私物が時たま視界を過ぎるだけでビルは無人と化していた。何も知らない野鳥が騒ぎたてている。世間のただならぬ雰囲気を察して落ちつきをなくしているのか?
ヒビの入ったコンクリートを踏みしめながら、麗羅は自らの呼吸がわずかに上がっていることに気づいた。
怖いんだ?
妖獣人はどんな顔をするだろう?きっと間抜けだと笑うに違いない。罪を犯した癖に、いまさら。
「結構ボロいなァ、なあ?」
問いかけに心臓が飛び跳ねそうになる。目を丸くした人の女に竹虎は片眉をあげた。
「もしさあ、ミサイルが落ちてきたら私たち、どうなるのかな?」
「なんでぇチビりそうになってるんか?さあなァ。どっちにしろ、死ぬんじゃないかね?」
「やっぱりこんな建物じゃあ、ダメだよね?」
「……どこに行ってもダメナンジャアないか?」

「どうした。仇でもいるのケ?」
竹虎がピリピリしているのを察して苦言をよこしてくる。物陰にあの妖獣人がいるような気がして落ち着かない。
「…なんでもない。シェルターになるか、検討してるの。」
「さあ。ハハッ日本の建物は竜巻が来りゃだいたいは転がってくぜ。」
「もうっふざけないで。」頬を膨らまし、茶化す野郎を牽制した。


つづく


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