いぬかん☆サイト

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自作小説の大まかな話の流れ投稿【エセ推理小説】5 

ついに殺人事件が!2です。


「し、死んでおります。冷たいし…揺すっても反応がありませんし…私が見た時には既にこの態勢で。」
 証拠にコマの衣服に血がついている。滑車台には使用済みの皿とコップが置かれていた。彼女は夜食を片付けにきたのだ。
「物は動かしてないわよね?」
「あ、あの大福が落ちていたので…。皿に。」
「わらび餅ね。」
「わ、わらび餅が落ちていたので…。」 
 友里恵がえづきながら廊下へ逃げていく。こっちだってああやって退散したいのに、間抜けにも脚がすくんでこの場から離れることができないのである。ほんの少しの正義感を奮い立せ遺体へ近づいた。
 そうこうしているうちに騒ぎを聞きつけた館の住人がやってきた。人が死んでるなぞ夢にも思うまい、呑気にやってきて室内へずかずか踏み込んでくる。
 そうして決まって驚愕し、様々なリアクションをとる。
「ヤダ!殺人?」
 三善が遺体を忌み嫌う素振りをして、悪態をついた。カーペットに汚れが付着したと怒るような口振りで。
「おいおい…どうなってんだ。今年は。」
 あとからやってきた青年も死体に狼狽している。以外にも摩耗一族は人らしくどよめいた。
「家政婦さんが悲鳴をあげたので駆けつけたら、野見山さんが死んでいたの。てへへー。」愛の平生さに舌を巻かれるがざっと摩耗一族、来客一行が揃った。皆遺体へ視線を向けるや落ち着かなそうにそわそわしている。
 それはそうだ。
 人が死んだのだ。
「自殺かもしれないよ。ね。」
「そうかしら。」
「そうよ!あの子が自殺するわけない!」勝代が取り乱した様子で野見山さんに飛びついて、揺すった。
「生きてるのか?」
「ううん…冷たくなってる。」
「嘘だろ。」為成も呆然自失の様相で彼女の後ろから遺体を見下ろしている。二人の間で冷たい空気が走った気がするぐらいしんと静まり返っていた。部外者にひやかしす権利などないのだから。
「あのう。」
 それをぶち壊したのは馬場だった。
「あまり遺体に触れないほうが…。」
「だよだよ。最悪二人が犯人候補になっちゃうかもよ。」
 愛が場違いに割いってくる。失礼な子供の発言に彼らは眉を潜めた。
「そうね。現状維持は大切ね。警察がくるまでは下手に触らないほうが良いでしょう。」
「警察なんてくるのかしらねえ。こんな辺鄙な場所郵便も来ないわよ。」
 三善がせせら笑うのをあからさまに勝代が睨みつける。双方火花が散る。
「警察に通報した所でまる二日はかかるんじゃないかな。だって、電話線通ってないんだし。」
「愛は物知りねーさすがはお下がりさんね。」
「うん。東京育ちの東京っ子でい。」
「…じきに来るまでは殺人犯と一つ屋根の下ってことには変わりないわ。」
 勝代がじとっと一族をねめつけながら言った。
(なんだかまずい雰囲気になっちゃった…ああ、おじさま、私はどうすれば?)
 サスペンスでありがちな展開である。英国にいた名探偵なら気の利くジョークやらで流れをぶったぎれるかもしれないが、残念ながら灰色の脳細胞など持ち得ていなかった。
「本当に警察に通報する手段はない?貴方たちどうやって救急車呼んでるのよ?!」
「コマに聞いたらどうかな?っても…あの状態ではね…。」
 少年が錯乱していなくなってしまったコマへ苦笑する。一族たちは本当に警察への連絡を考えていないようだ。
「まさに運命っ!笑う毒まんじゅうをちょうど読んでいたところだったの!」
 三善の不機嫌さはどこえやら。嬉嬉として遺体の周りを歩き回っていた。ハイエナみたいだとユウは形容しがたい嫌悪を覚える。
「はあ?!あんたマジ頭おかしいんじゃないっ?!」


つづく。
ところどころ字が乱れてるかも知れません。お許しを。
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