2017/05/12

自作小説の大まかなぷろっと

行きは誰もいなかったはずの階段に誰かが座っていた。
「おねぇさんたちなにしてんの?」
女子校がひとり、ぽつんと階段に座っていた。参考書らしき分厚い本だったものが足元で徹底的に破壊されていた。受験戦争に発狂した優等生だろうか?
「サボってんのかあ?悪い子だなあ。悪い子には悪い仕事を任せちゃうよ?」
ボーイッシュな女子高生は変なノリにドン引きしたが、なに?と興味を示した。

「これを町中に拡散させればいいの?」
女子高生は片眉をあげて訳の分からない怪物に興味を示した。
「SNSでもなんでもいいわ。お金はあげるから、本物チックに虚構を作り上げ、噂を撒き散らすの。」
「え~なんか怪しいなー。」
「これ。あげるから。」
「…。いいの?それ?」
「あんた、頭良さそうだし。」
すると少女の顔があからさまな不快に染まった。きつい睥睨に魚子は彼女の思春期特有のエネルギーを察し後ずさりしそうになった。
「頭なんて、よくないし。それにこんなの不幸の手紙とおんなじじゃんか。くだらない。」
札をぶんどって彼女は乱雑に立ち上がった。麗羅は胸の躍動に口角があがる。粋のいい悪ガキだ。こんなヤツほどこういうことが大好きなはず。
参考書を片付けないまま少女はビルを去っていった。

「いいんですか?あのお年頃にしたら大金ですよ…?それに彼女が確実にひろめてくれるかもわからないんですよ。大損じゃないですか。」
魚子が階段を降りながら不平を目立つ漏らしている。
何故あんなトコロにサボタージュした女子高生がいたのかも謎だが、現在において例外なんてものは存在しない。
「暗ったるい顔してるからあけだの。かわいそうデショ?」と心にない言葉で魚子を納得させる。逆効果に終わってしまったが。
「はあ…だから、麗羅さんは一生貧乏なんです。」
アンニュイな趣きで彼女は吐き出した。
麗羅は魚子の感情が理解できなかった。何故、そこまで彼女はネガティブなんだ?小首をかしげバイヤーを眺める。
「なんですか?ジロジロ見て…。」
暗鬱としていた表情が軽蔑に変わる。

つづく
場面によってやる気の異差が激しいです。大事な部分なんだけれどな〜。
小説家になろうさんではきちんとした文章で出します。
では。
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